業界特有のキャスト給与システムは、お店によって異なっており、お店の給与システムに合わせた設定が必要になります。しっかりと設定を行いキャストのバックやポイント、売上などをカウントさせる事で、瞬時に給与計算を終わらせる事が出来ます。
ここに、バックやポイント、売上をキャスト別に集計させる一般的な事例とその設定方法をご紹介いたしますので、参考にして頂ければ幸いです。
【一般的なキャスト給与システム事例】
①指名料には、バックやポイントをつけ、延長時には、指名料を自動的に課金する。
②キャストの売上を集計する。(テーブルの売上を本指名キャストで等分割する。)
③ドリンクバックは、指名・フリーに関わらず、バックおよびポイントをつける。
④ボトルバックは、テーブルについた本指名キャストで分割する。
(本指名・場内指名のあるテーブルでは、本指名のみ、場内指名のみのテーブルでは、場内指名にバックをつける。)
上記条件で、の設定方法になります。
商品メニュー画面を開き指名オーダーを設定します。ここでは、本指名、場内指名の2種類の指名メニューで延長時に自動で指名メニューが課金される場合の設定になります。延長時に指名メニューを課金しない場合は、本指名延長、場内指名延長のメニューは必要ありません。
※指名関連のメニューの売上区分は【指名料】にする必要があります。
【本指名メニューの設定】
①テーブル表示にキャスト名を表示するにチェックを入れます。
チェックを入れる事で、本指名のあるテーブルにキャスト名が表示されます。
文字の色も指定できます。
②テーブル表示の背景色に反映させるにチェックを入れます。
テーブルの背景色は、どのテーブルに指名が入っているか?を一目でわかるように
緑=指名客のみ、青=フリー客のみ、オレンジ=指名客+フリー客、のテーブルと、色分けで表示させることが出来ます。
③日計表に指名として集計する、にチェックを入れます。
指名関連のオーダーとするフラグになります。
④セット料金分割指定にチェックを入れます。
指名キャストの売上を集計し、複数の指名があるテーブル売上を等分割させるフラグです。
⑤オーダー料金分割指定にチェックを入れます。
ボトルバックなど指名キャストで分割させる場合のフラグです。
本指名にチェックを入れ、ボトルメニューで(オーダー対象分割商品)にチェックを入れたメニューをオーダーすると
本指名キャストのみ自動で、バックやポイントが加算され、複数指名があるテーブルでは、自動でバックが等分割されます。
⑥A指名として集計にチェックを入れます。
キャストの指名客数をカウントされるフラグです。(本指名延長には、指名客数がカウントできなくなる為、チェックを入れません。)
⑦指名実績として集計にチェックを入れます。
キャストの指名本数をカウントさせるためのフラグです。
⑧給与集計先を本指名にします。
キャストの給与計算で必要な集計枠を本指名枠に本数、バック、ポイントが集計されます。
⑨延長時に本指名料を課金する場合は、延長時に自動追加するにチェックを入れ、セット種別ごとに追加させる指名メニューを設定します。
⑩バック設定
バック設定ボタンを押して、バックやポイントを設定します。
ポイントやバック意外にカウントさせたい数値がある場合は、other1,othe2の枠を利用してください。
(キャストの売上からボトル原価を差引したい場合は、使用しない枠にボトル原価を設定し集計させる事が出来ます。)
【場内指名メニューの設定】
①テーブル表示にキャスト名を表示するにチェックを入れます。
チェックを入れる事で、本指名のあるテーブルにキャスト名が表示されます。
文字の色も指定できます。
②テーブル表示の背景色に反映させるにチェックを入れます。
テーブルの背景色は、どのテーブルに指名が入っているか?を一目でわかるように
緑=指名客のみ、青=フリー客のみ、オレンジ=指名客+フリー客、のテーブルと、色分けで表示させることが出来ます。
③日計表に指名として集計する、にチェックを入れます。
指名関連のオーダーとするフラグになります。
④B指名として集計、にチェックを入れます。場内指名客数をカウントさせます。(場内指名延長にはチェックを入れません。)
⑤指名実績として集計、にチェックを入れます。キャストの指名本数をカウントさせるフラグです。
⑥給与集計先を場内指名にします。
キャストの給与計算で必要なバックやポイントを場内指名枠で集計させます。
また、本指名を優先させ、場内指名のみのテーブルでボトルバックをつける場合もこの設定が必要です。
システム制御項目設定で、(B指名のみの場合にはポイント分割する。)にチェックを入れる事で、場内指名のみのボトルバックが集計されます。
⑦延長時に場内指名料を課金する場合は、延長時に自動追加するにチェックを入れ、セット種別ごとに追加させる指名メニューを設定します。
⑧バック設定
バック設定ボタンを押して、バックやポイントを設定します。
【本指名延長、場内指名延長の設定】
〇本指名延長
①日計表に指名として集計する、にチェックを入れます。(指名関連のメニューとして認識させます。)
②指名実績として集計、にチェックを入れます。(A指名として集計にチェックを入れない。/セット数分指名約数としてカウントしてしまう為)
③給与集計先を「本指名延長」にする。
④バック設定ボタンから、ポイント、バックを設定する。
〇セット毎にボトルバックを指名キャストで分割したり、再来店で延長指名からスタートする場合は⑤⑥にチェックを入れます。
⑤セット料金分割指名
⑥オーダー対象分割指定
同時に、システム制御項目設定では、”オーダーバックの対象を全てのセットにする”のチェックは外します。
〇場内指名延長
①日計表に指名として集計する、にチェックを入れます。(指名関連のメニューとして認識させます。)
②指名実績として集計、にチェックを入れます。(B指名として集計にチェックを入れない。/セット数分指名約数としてカウントしてしまう為)
③給与集計先を「場内延長」にする。
④バック設定ボタンから、ポイント、バックを設定する。
【同伴メニューの設定】
①日計表に指名として集計する、にチェックを入れます。(指名関連のメニューとして認識させます。)
②同伴として集計、にチェックを入れます。
③同伴実績として集計、にチェックを入れます。
(延長時に同伴メニューが課金される場合は、指名メニューと同様の設定にします。)
③給与集計先を「同伴」にする。この設定で、同伴のあるテーブルに「同伴」と表示されます。
④バック設定ボタンから、ポイント、バックを設定する。